松本市議会 > 1990-03-20 >
03月20日-05号

  • "中学校"(/)
ツイート シェア
  1. 松本市議会 1990-03-20
    03月20日-05号


    取得元: 松本市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-04
    平成 2年  2月 定例会---------------------------------------            平成2年松本市議会2月定例会会議録                 第5号---------------------------------------            平成2年3月20日(火曜日)---------------------------------------               議事日程(第5号)                       平成2年3月20日 午後1時開議 第1 請願の取り下げについて(第8号 国民医療改善について) 第2 委員長審査報告(議案第1号から第73号まで及び報告第1号、第2号並びに請願(第7号) 第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第4 議第 1号 米の輸入自由化反対並びに食糧管理制度堅持に関する意見書         ------------------------出席議員(39名)      1番  秋山泰則君       2番  田辺哲雄君      3番  池田国昭君       5番  中田善雄君      6番  田口悦久君       7番  萩原清君      8番  上条和夫君       9番  黒田昭治君     10番  堀内信君       11番  藤沢詮子君     12番  藤森晋君       13番  田口哲男君     14番  松田弘君       15番  田口敏子君     16番  竹村常雄君      17番  北原昇君     18番  柳沢貞雄君      19番  高山政彦君     20番  大和代八君      21番  細口人至君     22番  飯沼瑛君       23番  宮沢良勝君     24番  太田二三君      25番  亀井正君     26番  窪田稔君       27番  塩原喜人君     28番  小林恒雄君      29番  中沼浜司君     30番  小笠原栄一君     31番  木下文武君     32番  飯沼伴雄君      33番  高野拓雄君     34番  小原仁君       35番  船津由嗣君     36番  百瀬常雄君      37番  矢崎徳納君     38番  田中次郎君      39番  大槻政彦君     41番  赤羽駿郎君欠  員(1名)         ------------------------説明のため出席した者  市長      和合正治君   助役      大友博幸君  収入役     小平靖彦君   総務部長    武井福夫君  企画財政部長  深沢豊君    生活環境部長  丸山功君  社会部長    横内幸生君   農政部長    矢口徹君  商工部長    飯村政春君   建設部長    中島博君  都市開発部長  長瀬徳幸君   下水道部長   小松二郎君  水道局長    山田明君    教育委員長   深沢擴君  教育長     松村好雄君   教育次長    徳武幸直君  消防長     降籏旭彦君   空港対策    浜 憲幸君                  本部長  流通団地    三沢文人君   企画推進    田村瑞穂君  開設本部長           本部長  市街地開発   古田悦郎君   行政管理課長  大池光君  対策本部長  企画課長    萩原寿郎君   財政課長    坪田明男君         ------------------------事務局職員出席者  事務局長    藤森坦      事務局次長   降旗哲生  次長補佐兼   井口羌之     次長補佐兼   吉江秀徳  庶務係長             調査係長  議事係長    萩原俊次     主事      宮下輝元  主事      渡辺明      主事      原田美幸  主事      守屋千秋         ------------------------本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり。         ------------------------ 午後1時54分開議 ○議長(大槻政彦君) 現在までの出席議員は39名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は日程第5号をもって進めます。         ------------------------ △日程第1 請願の取り下げについて ○議長(大槻政彦君) 日程第1 請願第8号 国民医療改善についての取り下げの件を議題といたします。国民医療を守る松塩筑南安推進委員会代表赤羽伸弘君から提出され、教育民生委員会に付託の上、継続審査となっていた請願第8号 国民医療改善については、今回提出者から取り下げたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております請願第8号の取り下げの件につきましては、これを承認することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第8号の取り下げの件につきましては、これを承認することに決しました。         ------------------------ △日程第2 委員長審査報告 ○議長(大槻政彦君) 日程第2 議案第1号から第73号まで及び報告第1号、第2号並びに請願第7号の以上76件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、建設委員長 飯沼伴雄君。 ◆建設委員長(飯沼伴雄君) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る12日、13日の両日にわたって開催し、付託されました条例、予算等20件の議案について、関係理事者の出席を求めるとともに、一部について現地確認を行うなど、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について、ご報告申し上げます。 最初に、条例の改正等4件について申し上げます。 まず、議案第14号 日雇労働者就職したく貸付金免除条例を廃止する条例についてであります。 これは昭和24年「緊急失業対策法」に基づき始められた本市における失業対策事業が、以後40年にわたって実施され、所期の目的を達成したこと、また現在の就労者の理解が得られたことなどにより、平成2年4月1日をもって廃止することに伴い、本条例を廃止しようとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第15号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例でありますが、これは平成元年度に開設する棚峯公園など3つの都市公園の名称、位置を定めるもの及び松原土地区画整理事業が完了し、字の区域が確定したことに伴う既設の松原北公園、松原東公園のそれぞれの位置を変更しようとするものが主要な内容でありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、公園全般の管理に関連して、数点の指摘がなされておりますので申し上げますと、まず公園を利用して早朝より野球、ゲートボール等が行われるが、近隣住民に少なからぬ迷惑を与えていることも聞くので、住宅密集地における公園などでは、場合によっては今後利用時間を検討するなどして、対処していく必要はありはしないかとの意見。また公園内に設置されているトイレについては、その清掃等管理をこまめに行い、利用者に不快感を与えぬよう、特に観光客が多く利用すると思われるところについては、観光都市を標榜する本市のイメージダウンとならぬためにも、これについても十分管理して対処されたい。さらには町会などに管理を委託している公園の中には、利用も少なく、管理が十分されにくい箇所も見受けられるとして、これについては町会などに報償費を支出するだけでよしとせず、その利用状況、場所などに応じた管理の方法にも検討を加えられたいとの意見がそれぞれなされております。 次に、議案第16号 松本市水洗便所等築造資金貸付基金条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、貸付件数の増加に伴い、基金の額を8億 522万円から1億 5,000万円増額して9億5,522 万円にするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第26号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、国家公務員の給与に関する法律等の改正に準じて所要の改正を行うもの、及び通勤手当に規定されている用語の整理等が主要な内容でありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、予算について申し上げます。 最初に、平成元年度の補正予算として、議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)中、第1条歳出2款1項14目中建設部関係、5款1項、8款(1項2目、4項6目及び7目を除く)、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為の補正中建設部及び都市開発部関係事業、議案第32号 平成元年度松本市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第35号 平成元年度松本市公共用地取得事業特別会計補正予算(第2号)、議案第38号 平成元年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第3号)、議案第39号 平成元年度松本市住宅団地建設事業特別会計補正予算(第2号)、議案第43号 平成元年度松本市水道事業会計補正予算(第1号)の以上6件につきましては、いずれも事業の確定に伴う計数整理がその主要な内容でありますので、それぞれ原案のとおり了承すべきものと決定しました。 そこで、特に論議がありました点について申し上げますと、一般会計補正予算において、まず8款4項2目国庫補助街路事業更正減として2億 4,593万円の減額措置がなされていることについては、これは当初4億 6,500万円で国庫補助を見込んだものが、最終内示額は2億 1,900万円となったことに伴う更正減でありまして、委員会はまずこうした大幅な更正減がなされたことについて、理事者の見込みの甘さを厳しく指摘し、今後こうしたことの起こらぬよう、特に注意を喚起したところであります。 次に、8款4項5目中町街づくり事業費に関連して、中町においては、はかり資料館、歴史的にも貴重な蔵が残されているなど、見るべきものが多いが、せっかくのこうした建物なども案内板等がないために、観光客などここを訪れる人の目にとまらぬことになりはしないかとして、他都市の例も引用し、これについては地元関係者とも十分協議する中で、案内板等の設置を検討されたいとの意見がありました。 次に、同じ5目の花の遊歩道設置用原材料 114万円の減額について、これは松本城から開智小学校、さらに図書館に至る市道にプランタ、フラワーボックスを設置する計画が地元の協力が得られず、他のルートに変更していくことに伴う減額であるとの説明がなされております。 これに対し委員からは将来的には基幹図書館も建設され、また松本城、重文開智学校など誘客策の面でも、このルートは投資効果も大きく重要な箇所である、さらに本市が都市のグレードアップを目的として、これから都市景観にも配慮したまちづくりを進めている折だけに、今後のまちづくりに少なからぬ影響がありはしないかと危惧する指摘もなされ、この点についてただしたところ、理事者からは、このルートの重要性については十分認識しており、今後も引き続き努力していきたいとの姿勢が示されております。 委員会としましても、これについては関係地区住民とひざを交えて協議し、理解が得られるよう特段の対応を重ねて要望した次第であります。 また、特別会計におきましては下水道、水道のおのおのの補正について消費税が組み込まれており、あくまで消費税の導入は認めがたいとの意見がありましたので、採決をし、それぞれ賛成多数により了承すべきものと決しましたことを申し上げておきます。 以上が補正予算であります。 続いて、議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算中、第1条歳出5款1項、8款(1項2目、4項6目及び7目を除く)、11款、第2条債務負担行為建設部関係事業、議案第49号 平成2年度松本市下水道事業特別会計予算、議案第52号 平成2年度松本市公共用地取得事業特別会計予算、議案第55号 平成2年度松本市住宅資金等貸付事業特別会計予算、議案第56号 平成2年度松本市住宅団地建設事業特別会計予算、議案第60号 平成2年度松本市水道事業会計予算の以上6件につきましては、原案どおり了承すべきものと決しました。 そこでこれら審査の過程でなされました意見、要望等主要な点について申し上げます。 まず、一般会計では歳出8款4項5目市街地開発事業費に関連して、59年度の線引き以降における中小土地区画整理事業の現状について説明を求めたところ、現時点では40地区、面積にして 240haの候補地の中で区画整理組合が設立され、事業が取り組まれているものが13組合、面積で約60haあり、今後も両農協の協力を得る中で平成11年を目標に鋭意取り組みたいとのことでありました。 委員会としてもこの種の事業の難しさは理解しながらも、今後さらに目標達成に向けた取り組みを要望いたしました。 次に、8款5項4目同和住宅費、住宅新築資金等運営理事会補助金 950万円に関連して、一部委員から運営理事会に業務を委託していた当時のものの中で、抵当権は設定されているが、最近その土地が競売に付されたケースがあると指摘し、理事者は運営理事会に対する補助金支出の根拠として、単に貸付資金回収のための協力だけではなく、その他種々の事情に応じた協力、相談を求めるとしながらも、現実にこうしたケースが発生することは、まことに遺憾であり、運営理事会のあり方に問題がなしとしないとして、本予算並びに議案第55号については認めがたいとの反対意見がなされたところであります。 なお、こうした第1抵当権が個人に設定されていた事例は、本件以外にはないことを確認いたしたところであります。 次に、住宅団地建設事業では、中山住宅団地の分譲も平成元年度で終了するわけでありますが、委員からは今後については用地はもとより、団地周辺の道路を含めた環境整備が課題となっている、そうした面から現時点で当会計の収支を予測すれば、黒字も予想されるとはいうものの、これらの整備を十分行うためにも、その余剰金が生じても単に一般会計へ繰り入れ措置するのではなく、むしろ一般会計に財源を求めても団地周辺の環境整備に意を用いるべきであるとの意見がなされております。 委員会といたしましても、これについて関係部など庁内調整をとる中で、遺漏なき取り組みを要望した次第であります。 なお、同団地は本市で唯一建築協定が締結されているところでもあり、植樹等にも十分配慮されることは承知するが、より緑あふれた快適な生活環境となるよう、行政としても一層努力されたいとの意見がありましたので申し添えます。 次に、下水道会計では、下水道使用料算定に当たり、空港関連地域など特定環境保全公共下水道で取り組まれる地域は、公共下水道区域と比較して受益者が少なく、家屋の密度など市街化区域とは大きく事情を異にしている。こうした点では公共下水道特環下水道を一律に合算して使用料に算定したのでは、公共下水道地域の受益者が使用料において特環下水道の影響を受けることになりはしないかとただし、特環下水道に取り組んだがゆえに大幅な使用料改定につながったという指摘のないよう、必要によってはさらに一般会計から繰り入れを考えるなど手だてを講じられたいとする意見。また下水道工事に当たって、その都度、一定の説明が現地でなされていることは承知するものの、供用開始の時期について知らされていないとの声も聞くので、これについても一層留意されたい。さらに、かねてから指摘のなされております老朽化したアパートなどにおける建てかえ等の関係などで、水洗化率の向上を難しくしている要素があることは理解しながらも、一層の水洗化率向上に努められたいとの意見が、それぞれなされております。 次に、水道事業会計におきましては、冒頭理事者から次のような説明がありました。 まず、平成2年度は松塩用水の改定期であり、従来、市の水道料金についてもその受水費の改定にあわせて見直しを実施してきたが、松塩用水の受水費が当初予定より大幅に下回ったこと、さらに局としても事務事業の見直しを行うなど一定の成果が上がり、平成2年度、3年度は現行料金を据え置きとし、改定は行わない方針である、以上の説明がなされております。 この水道料金については、これまで委員会のたびに、最近では決算特別委員会の際にも本市の現状からして、また今の段階でこれ以上の引き上げが行われぬよう指摘してきたところでありまして、この面からは理事者の努力を多としたところであります。 以上でありますが、先ほど補正予算の際にも申し上げましたとおり、消費税との関連で下水道、水道の各予算について認めがたいとの意見がありましたので、申し上げておきます。 次に、議案第64号 市有財産の処分について(松本市中山住宅団地建設用地)について申し上げます。これは第3期の分譲、つまり最終分譲として松本市大字中山字棚峯 5,191番地 286ほか 151筆、3万9,111.64kmを17億 5,902万 995円で田多井健至氏ほか 151名に処分するものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、 152人の内訳は市内 111名、県内27名、県外14名となっております。また、今回の分譲により、全体では 404区画のうち 398区画を分譲することになり売れ残った6区画、これは店舗併用住宅でありますが、これについては今後、公共用地の代替地等として対応したいとの説明がなされております。 最後に、議案第65号 市道の認定について、議案第66号 市道の変更について、議案第67号 市道の廃止についての3件については一括申し上げます。 これらは路線の再編成に伴い、市道の認定基準に適合しているもの等を認定、変更、さらには道路法の規定により廃止するものであります。 以上3件につきましては、委員会は現地視察を行い、いずれも妥当なものであると認め、了承いたした次第であります。 以上をもって建設委員会の報告といたします。何ぞご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 次に、経済委員長 藤森 晋君。 ◆経済委員長(藤森晋君) 〔登壇〕 経済委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る12日、13日の2日間にわたって開催し、付託されました条例、予算等20件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 最初に、条例及び事件案について一括申し上げます。 まず、議案第9号 松本市農業委員会に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、松原土地区画整理事業の施行により、寿豊丘、寿白瀬淵及び内田の一部が大字松原となり、寿出張所の所管区域となったことに伴い、農業委員の選挙区域を変更するものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第10号 松本市松本臨空工業団地テニスコート条例について申し上げます。 本条例は、松本臨空工業団地に勤務する従業員等の健康の増進を図るために、同団地建設事業の一環として進めてきたテニスコート新設工事が完了したため、その設置及び管理等について必要な事項を定めるもので、名称を「松本市松本臨空工業団地テニスコート」とし、開場期間及び開場時間、使用料の額並びに徴収方法を既存の美ケ原テニスコートと同様に扱い、管理は同団地管理組合に委託することなどが主要な内容となっております。また、オープンは本年4月1日を予定しているものであります。 そこで、用地交渉の折に団地内に建設するスポーツ施設を地元住民が利用する際には便宜を図るとしてきた経過から、地元住民の本施設使用に当たっては使用料を減免対象にするのかとして見解を求めたところ、市主催の社会教育的な行事が原則ではあるが、地元住民の使用については他の施設の事例等を参考に検討をし、地元に迷惑のかからないようにしてまいりたいとの方針が示されました。 委員会としては、用地交渉の過程において、地元要望を積極的に受け入れている状況などを踏まえ、明確なる対応を求めた次第であります。 なお、使用料への消費税転嫁は同意しがたいとして、本条例案には反対との意見もありましたが、本件については了承すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市本郷観光施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 既にご案内のとおり、現在全面改築を進めております国民宿舎美鈴荘について、この改築を機に名称を時代にマッチした親しみやすいものとして、「松本市国民宿舎レイクサイド美鈴」にするとともに、昭和58年以来据え置かれてきました使用料を、過去の料金変遷、県内公営国民宿舎の料金等を参考にして、新施設に適したものに改定しようとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、委員からは、使用料金中の冷暖房料について、8月は一律に冷房料を徴収する月として設定してあるが、本来あの場所は高冷地であり、冷房を必要としないのではないか、しかしながら全館冷房であるがために各室でのコントロールをできず、好むと好まざるとにかかわらず冷房料を支払わなければならないことは、まことに不合理である。したがって、運用に当たってはよくよく考慮すべきであるとの意見がなされておりますので申し添えます。 次に、議案第12号 松本市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、勤労青少年ホーム南部社会教育施設への移転に伴い、所要の改正を行うものであります。 まず1点目として、施設の位置を芳野4番1号に変更すること。 2点目として、休館日を併設の南部図書館及び南部公民館と統一して、火曜日及び国民の祝日に関する法律に規定する休日並びに12月29日から翌年1月3日までとすること。 3点目として、現状では利用者の約30%を26歳以上30歳未満の者が占めており、また、利用対象者も、中小企業勤務者とはしているものの、登録者調査によると、その40%を大企業に勤務する者が占めていることから、現行の利用範囲「25歳以下及び中小企業勤務者」は現状にそぐわないとして、これを改正し、「30歳未満の勤労青少年」とすること。 4点目として、社会福祉協議会への管理委託をやめ、直接管理とすること。以上が主要な内容でありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第63号 市有財産の処分について(松本臨空工業団地建設用地)につきましては、今回同団地建設用地のうち11万3,200.77kmを日本電気株式会社ほか14社に34億 5,647万 3,320円で処分しようとするものであります。これにより、全体計画の96.5%、44万 459.57kmが処分され、分譲企業は 48社、1共同組合となり、平成2年度早期には完売できる見通しとなりました。 そこで、当初計画を上回る進捗率をもって完売の見通しとなったことに対する理事者の労を多としつつ、本件については異議なく了承すべきものと決したところであります。 なお、団地内の全企業が操業すれば常時約 3,000人の従業員が集中するとの説明から、周辺道路には相当な交通渋滞が予想されるので、これが解消には十分なる対応をもって取り組み、快適な通勤ができるよう要望したことを報告いたします。 また、例えば団地入場企業がゆえあって退場することとなった場合、入場の際にはかなり低廉な価格にて用地を取得していること、また、入場希望があるにもかかわらず、かなわなかった企業もあることなども考えあわせ、退場に際しての用地処分については、市と協議をして行うなどの方策を講ずべき必要がありはしないかとの意見がなされております。 次に、議案第68号 土地改良事業の施行について申し上げます。 これは、土地改良法第96条の2第2項の規定により、平成2年度に着手する市営土地改良事業の計画概要を定めるもので、農道及び水路整備により農業生産基盤の整備を図り、農業の生産性の向上及び農業構造の改善等に資するものであります。 そこで、水路そのものは整備されても、それに伴う防護さくなどの安全施設が伴わない通学路や集落などを流れる水路の危険箇所については、建設部などと十分調整をとり、水路工事と並行して安全施設の設置できるような対応を講ずべきではないかとただしたところ、水路改修に当たっては今後庁内調整をしっかりとって進めるとともに、県及び改良区とも同様調整をとりながら、計画的に対応していきたい旨の回答が示されたところでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第69号 平成2年度農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価についてであります。 これは、平成2年度農業共済事業に要する事務費のうち、県支出金及びそのほかの収入で賄えない費用を共済加入者に賦課するもので、賦課総額は 1,180万円とし、一般事務費の賦課単価は共済金額1万円当たり前年度と同額の水稲10円、乳用牛 140円、果樹50円などに定めようとするものであります。 委員からは、まず事務費の賦課単価のうち、家畜共済割が他共済に比して高い理由をただし、続いて果樹共済の加入率が特に低いことを指摘しました。この加入率が低い理由としては、共済金が被害額などの実態に照らして、あまりにも現実にそぐわず、十分な補償がされていなのではないか。さらに農家も掛金を安く補えるがために、できるだけ収量を低く申告する傾向がある、しかし、災害が発生したときには申告収量が少ないがゆえに算定基準も低く、したがって共済金も安い、そのために共済制度から離れていくことも一つの要因ではあるが、根本はやはり損害をこうむった際に、十分な補償がされないことにあるのではないかとして見解を求めたところ、前者については災害の際の共済金額の割合によって算出根拠を定めていること、特に家畜共済については、死亡、病気治療などにより、損害金額も多額になることから、それに比例して事務費単価も高くなるとの説明がなされ、また、後者については、指摘はもっともなことである、そこで行政としても加入促進のための方策として、啓蒙活動の推進、農協とタイアップしての組織的運動、適正な評価体制の確立などを挙げ、さらに制度自体についても見直し、改定作業が進められているようなので、今後とも加入率向上のために一層の努力を傾注してまいりたいとの方針が示されたところであります。 いずれにいたしましても、果樹共済への加入促進については、当委員会において再三指摘をし、その取り組みについて強力に促してきた経過がありますので、さらなる対応を要望いたしまして、本件については了承すべきものと決定した次第であります。 次に、議案第70号 農作物共済、蚕繭共済、果樹共済及び園芸施設共済の無事戻しの実施について申し上げます。 これは、過去3年間に共済金もしくは過去2年間に無事戻しの支払いを受けなかった共済加入者または支払いを受けた共済金もしくは無事戻し金が一定の額に満たない共済加入者 4,459戸に対し、総額 1,394万 4,734円の無事戻し金を支払うものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、本件に対してましても、特に園芸施設共済についての共済金が不十分であるとの意見がなされておりますので、申し添えます。 続いて、予算について申し上げます。 最初に、平成元年度の補正予算についてでありますが、議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会に付託されました第1条歳出2款1項14目中農政部関係、5款2項労働諸費、6款農林水産業費、7款商工費(1項4目を除く)、第31号 平成元年度松本市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)、第37号 平成元年度松本市中央駐車場事業特別会計補正予算(第1号)、第40号 平成元年度松本市本郷観光施設事業特別会計補正予算(第1号)、第41号 平成元年度松本市松本臨空工業団地建設事業特別会計補正予算(第3号)及び第42号 平成元年度松本市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、以上6件につきましては、いずれも事業の確定に伴う所要の補正がその主な内容でありますので、それぞれ異議なく、原案どおり了承すべきものと決定いたしました。 そこで、特に一般会計補正予算中、6款農林水産業費の農業委員会活動費追加については、農業委員会によるタイ国行政視察に当たっての視察旅費の計上であります。本件について1人当たり5万円の旅費支給ではあまりにも少額過ぎるのではないか、必要性があって行う行政視察について、図らずもそのときどきの財政事情によって予算決定をしたのであるならば問題である、今後この種行政視察の旅費支給額については、一定の負担率なり負担額を確立しておくべきものであるとの意見がなされております。 次に、平成2年度当初予算について申し上げます。 まず、議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算中、当委員会に付託されました第1条歳出2款1項14目23節、5款2項労働諸費、6款農林水産業費及び7款商工費(1項4目及び5目を除く)、第2条債務負担行為中、農政部関係事業につきましては、先の予算説明会でなされました質疑、意見を参考に慎重に審査をいたし、原案どおり了承すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程においてなされました論議の主要な点につきまして申し上げます。 まず、労働諸費では委員会として、かねてから融資枠の増額を要望しております勤労者融資制度についてであります。新年度予算における預託額は、本年度融資枠いっぱいの利用状況を反映して 1,000万円の上積みをし、総融資額を3億 8,500万円と、本年度に比して 3,500万円の増額としてはいるものの、急速に増加している需要の状況にかんがみ、今後さらに増額を検討して利用者の利便を図るとともに、勤労者が金利の高い、いわゆる暴力金融などに巻き込まれることのないよう、未然に防止する役目をも果たしていくべきであることを重ねて要望した次第であります。 また、昨今社会的な問題となっております外国人労働者の不法就労については、先般の出入国管理及び難民認定法の一部改正により、今後就労証明書のない外国人を雇用した場合には雇用主が罰せられることとなったこと、また、一部研修生名目で来日させた後に、その外国人を暴力団にあっせんし、暴力団の資金源としている面が見受けられることなどから、雇用主への啓蒙や、暴力団追放の面からも、行政として真剣に取り組んでいくべきであるとの意見。さらに、現在組織上は教育委員会の一部として位置づけられている働く婦人の家については、そもそも勤労婦人の福祉施設として建設され、その監督官庁は労働省であること、また実際の管理運営も労政課が行っている実情から、その組織を実態に即したものに見直すことがよりベターではないかとする意見がなされております。 次に、農林水産業費では多目的研修センター管理費の消防設備保守点検は一般業者に委託をしているが、これを消防署で点検するシステムはできないかとする意見。また、農村環境改善センター管理費については、出張所、公民館と併設される施設もあることから、管理費については総務部、農政部、教育委員会の三者で調整を図り、それぞれ重複することのないよう万全を期されたいとの意見がありました。 次に、商工費では、商工総務費中の中央駐車場特別会計への繰出金は、新年度建設が計画されている(仮称)大手駐車場建設にかかわる経費として繰り出すもので、駐車場経営が順調に推移すれば、いずれ一般会計に償還すべきものであるが、その見通しはどうかとただしたところ、当初は1日約 750台、回転率にして約 1.1回転の利用を見込んでいる。この計画でいくと平成15年には黒字に転向する見込みであるが、六九の再開発の状況によっては回転率は 2.2回転ぐらいが期待でき、その場合、平成10年には黒字となって償還を開始できる見通しであるとの説明がなされました。 そこで、いずれにしても10年以上と長期的な見通しが必要であることから、経営に当たっては一段と努力を傾注するよう要望いたしました。 また、商工振興費では、中央商店街振興協議会補助金等商業振興事業として各種補助金が計上されておりますが、現在日米間の重要問題となっております構造協議のなりゆきから、もし大規模小売店舗法が撤廃ないしは改正されたとしたならば、現状の体制では本市既存商店街がこうむる打撃は、はかり知れないものが予測されるわけであります。 そこで、現在各商店街においてはそれぞれ自主的な魅力あるまちづくりが求められ、実際に取り組まれているわけでありますが、その一助たるこれら補助金については、さらに増額をするとともに、行政としても商店街の活動にはできる限り関与し、来るべき情勢を的確に把握して、既存商店街の生き残り策を積極的に講じていくよう要望した次第であります。 次に、観光費では、新年度はマスコミと旅行エージェントを招聘しての宣伝に力を注ぐとの方針に対し、観光客が増加することは、とりもなおさず本市財政をも潤すことにつながることから、観光宣伝費についての増額を求めるとともに、さらに宣伝効果の上がる内容を検討するなど、なお一層の取り組みを要望する意見がありました。 また、観光施設内の公衆便所を含む各種公衆便所の建設に当たっては、庁内で調整をとり、国際観光都市としてふさわしいものを建設すべきこと、また浅間温泉のPRに当たっては浅間という地名が浅間山山麓地域とまぎらわしいことから、松本の浅間を強調すべきとの意見がありました。 次に、議案第48号 平成2年度松本市農業共済事業特別会計予算、第54号 平成2年度松本市中央駐車場事業特別会計予算、第57号 平成2年度松本市本郷観光施設事業特別会計予算、第58号 平成2年度松本市松本臨空工業団地建設事業特別会計予算及び第59号 平成2年度松本市農業集落排水事業特別会計予算の、以上5件につきましては、いずれも異議なく原案どおり了承すべきものと決定いたしました。 最後に、陳情審査の過程におきまして関係行政庁に対し「米の輸入自由化反対並びに食糧管理制度堅持に関する意見書」を提出する運びとなりましたので、後刻提案の際にはよろしくお願いいたします。 以上をもって経済委員会の報告といたします。何ぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 次に、教育民生委員長 細口人至君。 ◆教育民生委員長(細口人至君) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る12日、13日の両日開催し、付託されました条例、予算等25件について慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 最初に、条例の改正等16件について申し上げます。 まず、議案第2号 松本市霊園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、中山霊園の拡張に伴い使用料の改定を行おうとするものであります。今回の改正は拡張する墓所の貸し付けに当たり、現行の使用料では霊園特別会計の財政運営が非常に困難な状況にありますので、実情に即した使用料に改定していくものであります。 そこで、使用料の改定対象経費は、霊園拡張事業に要する全体経費のうち、聖地区域に要する経費及び公園区域と共用する区域の経費の2分の1の経費となっております。また、現中山霊園の使用料改定については、統一聖域、移転聖域、自由聖域の使用料を拡張する聖域の使用料の改定にあわせ、均衡を保持するために改定するものでありまして、具体的にはそれぞれ1km当たりの使用料を4号聖域6kmは3万円が7万 3,000円に、5号聖域4kmは2万 8,500円が7万円に、自由聖域16kmは3万 6,000円が8万 7,500円になど、平均 143.7%の引き上げを行うものでありまして、施行は2年4月1日となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第3号 松本市児童館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正の主要な点は、1点として寿児童センターの設置に伴い、その名称を「寿児童センター」とし、位置を大字寿豊丘 1,032番地の3に定めるもの。2点として既設児童館の利用時間を全館とも正午から午後6時まで、小学校の休業日は午前10時から午後6時までとする。ただし、浅間児童館ほか3つの児童センターについては午前8時30分から午後6時までとなっております。そして休館日については、県内各市の大勢にあわせて全館とも日曜日及び休日と年末年始の6日間に統一するもの。そして3点として留守家庭児童対策を寿児童センター及び浅間児童館において新たに実施していこうとするものでありまして、施行は2年4月1日等となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、寿児童センターの概要は旧寿出張所跡地に敷地面積1,230.02km、延べ床面積 300kmの中に集会室2室、遊戯室、図書室、事務室を設け、総事業費は 5,476万円となっております。 次に、議案第4号 松本市母子寮条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、渚母子寮の移転改築に伴い、その名称を「松本市渚母子寮」から「松本市母子寮」に、位置を渚3丁目1番18号から大字神林 5,681番地に変更するものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、施設の概要は、敷地面積 1,981km、延べ床面積1,035.72kmの中に母子室20室、静養室、集会室、図書室等を設け、総事業費は1億 7,805万円となっております。また、当施設の管理体制については、1名増員して3名を配置し、宿日直についてはシルバー人材センターへの委託の方針が示されました。 そこで、委員からは立派な施設をつくっても20室の充足率の見通しはどうかとただしたところ、当初は暫定定員として10世帯を目途にしていきたいとのことでありまして、当施設は県内4ブロックの中の中信地区3市4郡がエリアとなるので、市内居住者のみが対象ではないこと。さらに施設の性格上、緊急入居者のために数室の空室を確保しておきたいとの見解が示されました。 委員会は、これまでの渚母子寮は老朽化も一因となって、その使命を十分に果たしていたとは言いがたかったことからも、入居者が転居に際して危惧する職場の確保については、近隣の工場団地で人手不足を訴えている企業も多いので、それらの点も十分PRし、所期の目的が達せられるよう善処されていくことを要望したところであります。 さらに、委員からは当施設に入居する児童の保育園への通園問題については、過去における雇用促進住宅の轍を踏まないよう、事前に明確な方針を立て、周辺地区の混乱を招くことのないよう万全の措置をされていくことを求める指摘がなされました。 次に、議案第5号 松本市国民健康保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、保険給付費のうち葬祭費の支給額については、57年以来据え置かれてきたことにより、類似都市あるいは他の保険との比較において低額となっていること。また、税負担とのバランス等を考慮して、これまでの1万 5,000円から2万円に改定していこうとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、施行は2年4月1日としておりまして、適用は2年4月1日以降の死亡分からとなっております。 次に、議案第6号 松本市交通及び災害遺児等福祉金条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、対象遺児の保護者の年間所得に応じて支給額を現行の3万 2,000円と4万円の2段階にして福祉の増進を図っていこうとするものであり、基準は県の身体障害者福祉法の施行細則を準用していきたいとのことでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、この引き上げ分については基金の利子で賄えるものでありまして、現在56名に支給しているうち50名が該当し、施行は2年4月1日となっております。 次に、 議案第7号 松本市共同宿泊所条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、民生館、誠和寮の2施設のうち、今回誠和寮の廃止に伴い、これに関する規定の削除をしようとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、残る民生館については、現在1世帯が入居しておりますが、借地でもあることから早期に廃止すべく入居者と折衝を重ねているとのことであります。 次に、議案第8号 松本市総合社会福祉センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正の主要な点は1点として(仮称)南部社会教育施設の開館にあわせ、勤労青少年ホーム及び出川体育館移転後の両施設を総合社会福祉センターの施設として、松本市精神障害者社会復帰訓練施設「ふれあいホーム」及び会議室2室等に、そしてふれあい体育館として加えることに伴い所要の改正をするもの。2点として南部児童センターの利用時間の変更として、開明小学校の休業日は午前10時から午後6時までとする特例規定を追加しようとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、施行は2年4月1日等となっております。 次に、議案第19号 松本市育英資金の管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、奨学金の貸与額が昭和56年以来据え置きとなっているため、国、県の制度に比較して低額となってきたこと、及びこの間の授業料の値上げ等を勘案し、貸与月額を国公立は 2,000円引き上げ 7,000円に、私立は 4,000円引き上げ1万円に、それぞれ2年4月から改定していこうとするものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、この制度は、高校または大学を卒業後6カ月以内に松本・諏訪地区内に引き続いて3年間就職したものについては、奨学金の償還が免除されることになっております。 次に、議案第20号 松本市立小学校、中学校条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、丸の内中学校体育館の改築により、照明施設が従来の 250ワット17灯から 400ワット17灯に改善されたことに伴い、その使用料金を2時間以内 200円を 300円等に改定し、既設の同規模施設と同額にしていくものでありまして、施行は2年4月1日となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、改築された体育館は、面積 1,209km、工事費は1億 4,686万 7,000円となっております。 次に、議案第21号 松本市公民館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正の主要な点は、1点として旧市街地公民館4館が整備されたことから、あがたの森公民館を分館から独立公民館へ位置づけるもの。2点として南部公民館、岡田公民館の移転改築に伴い、その位置及び料金等を変更するもの。3点として南部公民館の開館時間及び休館日については、管理の都合上等から、複合施設である青少年ホームと同一にすべく変更していきたいとするものでありまして、休館日は火曜日、休日及び年末年始となっております。また、施行は2年4月1日等としておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、移転する岡田公民館の概要は、敷地面積 2,470km、延べ床面積 717.1kmで、事業費は1億 3,684万円となっております。 次に、議案第22号 松本市体育施設の設置管理等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 改正の主要な点は、1点として島立体育館の設置に伴い、その名称及び位置を定めるもの。2点として出川体育館を総合社会福祉センターの施設として活用することに伴い、関連規定を削除するもの。3点として昨年12月にオープンいたしました美須々屋内運動場の管理を松本体育協会に委託していこうとするものでありまして、施行は2年4月1日等となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、島立体育館の概要は敷地面積6,113.95km、延べ床面積940.39kmで、事業費は1億 3,602万円となっております。 次に、議案第23号 市立松本図書館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 改正の主要な点は、1点として南部図書館の設置に伴い、その名称及び位置を定めるもの。2点として昭和59年6月に設置した西部公民館図書室を図書館網整備計画に基づき、分館として位置づけるものでありまして、分館は南部、あがたの森と3館になるものであります。3点として開館時間及び休館日について所要の改正を行おうとするものでありまして、施行は2年4月1日等となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第62号 市有財産の取得について(中山霊園拡張用地)について申し上げます。 これは、中山霊園拡張用地として松本市大字中山字中山 1,750番地のイほか 179筆、11万 9,260kmを10億 4,278万 6,751円で松本市土地開発公社から取得するものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、この用地の地権者は中山地区61人、寿地区11人、その他2人の74人でありまして、昨年6月に公社と土地売買契約の調印がなされていたものであります。ちなみに取得単価についてはそれぞれ1km当たり南側用地が畑 9,850円、原野 8,900円、北側用地が畑 8,750円、原野7,800 円などとなっております。 次に、議案第71号 西部環境衛生施設組合規約の変更について申し上げます。 これは当組合の組織市町村のうち、三郷村及び堀金村の脱退に伴い、組合の組織市町村から両村を削除するとともに、組合議会の議員定数を16人から12人に変更するものでありまして、施行は県知事の許可のあった日からとなっております。 なお、両村はこれまで安筑じんかい処理施設組合に処理の委託を行っており、今回同組合の施設更新を機に、そちらに加入していくため、去る11月27日に脱退承認願が提出され、12月8日の当組合の議会において承認されているものであります。 また、議案第72号 西部環境衛生施設組合を組織する市町村数の減少に伴う財産処分の協議については、脱退する三郷村及び堀金村に帰属する財産は、当組合ごみ処理施設建設予定地の購入に要した経費の負担割合による額とすることに定めようとするものであります。ちなみに、この予定地は、昭和50年度に 5,980kmを人口割合で三郷村 14.51%、堀金村8.35%の負担で取得されたものであります。 以上、2議案についてはそれぞれ異議なく了承すべきものと決しました。 そこで、審査の過程において冒頭に理事者からは、当組合に関する現状と今後の取り組みについて一定の方向が示されましたので、この際、申し上げたいと思います。 今日まで梓川村氷室地籍に施設を建設すべく、管理村を中心に鋭意努力はされているものの、いまだに何とも言えない見通しの中で、構成町村の一部からは本市にぜひとも応援をされたいとの申し出が再三にわたって行われているとのことであります。一方、本市においても現施設が昭和54年の建設以来10年余を経過しており、地元町会と施設更新についての協議をしてくる中で、広域的行政における本市の役割についても深い理解を示され、細部の詰めは若干残されておりますが、町会としてはこの4月から当面の間、構成町村からの持ち込みについて認めてもらえる方向となりましたので、とりあえず緊急性の高い山形村及び波田町を対象にしていきたいとのことであります。 そこで、委員からは本市が中信平の盟主としての立場から、そのような取り組みは理解できるが、今後どのように組合を収拾していこうとしているのかとただし、今回の両村の脱退によって、あずさ施設組合と同じ構成となるので、それらの関連も含めて施設更新の検討の中から、市長の決断と関係地元地区の理解が得られるならば、一つの方向が見出せるのではないかと思われたところであります。 さらに、委員からは今後の推移を予測するならば、残される建設予定地の取り扱いについては、将来紛糾の要因としないためにも、また本市にとっては広域的な観点に立ち、拠点としての用地確保という側面からも、それぞれの所有割合のみでなく、具体的な区画を決めておくべきであるとして、その検討を求める意見がありました。 次に、議案第73号 松塩筑木曽老人福祉施設組合規約の変更について申し上げます。 これは、当組合が山形村地籍に建設を予定をしている特別養護老人ホームに新たにデイ・サービス施設を併設することなどに伴い、同組合の共同処理する事務にデイ・サービス施設の設置もしくは管理、または受託に関する事務を追加するもの、さらにデイ・サービス施設の負担割合についての規定を追加するものが主要な改正でありまして、施行は県知事の認可の日となっておりますので、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、建設される施設の概要は、敷地面積1万 937kmに、特養老は延べ床面積3,307.27kmで、短期保護を含め寝たきり老人用90床、痴呆性老人用30床を工事費10億 7,480万 3,000円をもって建設され、デイ・サービス施設は延べ床面積 377.5kmで、軽介護型虚弱老人対象のC型を工事費1億 1,175万 7,000円をもって建設されるものであります。 続いて、平成元年度の補正予算について申し上げます。 まず、議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会に付託されました第1条歳出2款1項2目中、生活環境部関係、14目中、社会部及び教育委員会関係、3款(1項6目を除く)、4款、7款1項4目、8款1項2目、10款並びに第3条債務負担行為の補正中、生活環境部、社会部及び教育委員会関係事業については、異議なく了承すべきものと決しました。 なお、委員からは4款衛生費の環境衛生費中の環境保全対策費に関連して、女鳥羽川の清掃を関係地元町会で行う際には、該当する市役所の職員の積極的な参加について、庁内で徹底されたいとの要望がありましたことを申し添えます。 次に、10款教育費の学校給食センター費中、臨時職員賃金 224万円の増額補正に関連して、一方では児童数も減少してきているが、欠勤者のカバーに 100名近い職員数でやりくりができないとするならば、嘱託職員を配慮するなど、いずれにしても児童数の動向を踏まえた適正な体制について見直すべきであるとの意見がありました。 次に、議案第29号 平成元年度松本市松本城特別会計補正予算(第2号)及び議案第30号平成元年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)並びに議案第34号 平成元年度松本市霊園特別会計補正予算(第3号)、以上3件については、それぞれ事業の確定に伴う補正がその主要な内容でありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 続いて、平成2年度の当初予算について申し上げます。 各当初予算については、先の予算説明会においてされた質疑及び意見等を十分配慮されることを要望し、さらに委員会において論議を深めた点あるいは善処を求めた点について申し上げたいと思います。 まず、議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算中、当委員会に付託されました第1条歳出2款1項2目中、生活環境部関係及び14目19節、3款(1項6目を除く)、4款、7款1項4目及び5目、8款1項2目、10款並びに第2条債務負担行為中、生活環境部、社会部及び教育委員会関係事業について申し上げます。 まず、3款民生費から申し上げます。 身障精薄者福祉費の障害者等共同作業訓練事業費中、ちくま共同作業所への補助金に関連して、受付先のちくま福祉会の代表者は県会議員であり、また、ちくま作業所の現状は法人格でなく、この代表者は昨年の参議院選に候補者となっていたが、このような施設に自治体が補助金を支出することについては、公選法等に抵触しないかとただしたところ、ちくま福祉会の目的がちくま共同作業所の運営その他となっており、市に提出されている過去3年間にわたる決算書の歳出はすべて事業費、つまり共同作業所の運営費に充当されているとのことでありまして、それぞれの関係法令の禁止規定には触れないとのことでありました。 次に、保育所費に関連して、2年度の入園受付の状況をただしたところ、前年対比では公立分が 117名の減で 3,044人、私立分が58名増の 719名となり、合計では 3,763名で横ばいとのことでありました。 そこで、委員からは先に陳情のなされた私立分が増加に転じていることは好ましいこととは言いながらも、私立保育園についてはさらに安定した経営ができるように、公立保育園との格差是正に向けて予算の配分とともに運用面での配慮を求める意見がありました。 なお、理事者からは各園の充足率に関して今後を見通す中で、市街化区域の拡大に伴う社会動態による格差が生じてくることも予測されるので、通園区域をどうするかという基礎的な整とんをしていきたいとの方針が示されました。 次に、4款衛生費では、公害対策費中、中央道長野線環境問題対策に関連して片側にのみ防音壁を設置されたことによって、新たに反対側で苦情が出るというような事態が見られることを指摘し、騒音は方向、距離あるいは風向きの変化、時間帯によってさまざまに変化していくので、この際、改めて周辺住民にアンケート調査等を行い、実態把握に努められ、適切な対応がなされるよう関係機関への善処方を要望いたしました。これに対し理事者からは、63年3月オープン以来数回にわたる調査を行い、基準を超えた17カ所については、その対応を公団に要望してきており、今年度3カ所、約 700mへの防音壁の設置がされたが、残る箇所への対応の促進を働きかけるとともに、周辺住民への調査は最善の方法について検討してまいりたいとのことでありました。 さらに、委員からはアルプスの見える高速道としての観光的側面からは、管理あるいはコスト面で課題はありましょうが、その実用化についても検討されたいとの要望がなされました。 なお、ごみ収集の予算に関連して、これまでの行政対応に不十分さがあったので、今後の改善努力の方向づけが報告されました。 次に、7款商工費では、消費者保護費中、市民農園事業費に関連して、まず謝礼 157万円の内容についてただしたところ、畑は 215aに1a当たり 2,540円で、田は 440aに1a当たり2,310 円で積算したものであるとの説明がなされました。 そこで、委員からはこの面積は減反面積に含まれているかどうか、さらに含まれているとしたならば、転作奨励金との関係はどのように処理されているのか、これらの点については関係部局と十分なる連携をとられて、いやしくも市民の不信感を招くことのないよう善処されたいとの指摘がなされました。 次に、8款土木費では、交通安全対策費に関連して、過日元町地籍で発生した死亡事故は、道路標識の設置場所が側溝の内側であったことが、事故発生の一つの要因とも考えられるので、市において設置していく注意標識にあっては、今後とも十分配慮されるとともに、公安委員会等関係機関に対しても基準の検討を課題にされる旨、働きかけられたいとの要望がありました。 次に、10款教育費に関連して申し上げたいと思いますが、今委員会においては二十数項目にわたって各委員から指摘、要望意見がなされておりますので、主要なものから項目順にそれぞれ申し上げます。 まず、最初に教職員研修費に関連して、先の本会議においても一定の論議がなされたところでありますが、日の丸・君が代の法的根拠があるかいなかについて、再度見解を求めたところ、法文化された明確な法的根拠はないと認識しているが、幾つかの慣行として、また国会における大臣等の答弁、そして文部省でつくられた法的拘束力を持つ学習指導要領並びにその指導書によって、国旗であり、国歌であると認識しているとのことであり、法的云々ということについては立法府である国会に任せられるものだとの見解が示されました。 そこで、委員からは法的根拠の問題、さらには慣習、慣行ということの中での実施を強制することについては問題があると思われるので、教育現場における混乱を起こさないよう、教育委員会としての取り組みを特に要望したいとの意見があり、理事者からは指導要領の線に従うことを堅持するが、強制、押しつけは一切しないとの方向が示されました。 次に、教職員住宅建設事業費に関連して、理事者から現状は需要に対して52%ぐらいの充足であり、目標の 210戸にあと7戸ぐらい不足である、全体的な予算のバランスもあるが、数とともに環境の改善にも取り組みたいとのことでありました。 そこで、教育都市松本を標榜する観点からも、さらにすぐれた教師の来松のためにも基本計画とも関連させて、一つの方針を示されたいとの意見がありました。 次に、美術館構想研究費に関連しては、市民団体が先行して研究しているので、市民懇話会的なものとの整合性を図っていかれることは了として、基本計画の中に組み入れられるに当たり、より具体的な内容で踏み込まれたいとの要望がありました。 次に、中央公民館整備工事費に関連して、今回エレベーター新設工事費を計上されているが、神社関係者の間からは、あの場所を駐車場にという声も聞かれるとして、用地借用の見通しについてただしたところ、平成7年5月の契約期限を当分の間延長してもらうことで確認をしてるとのことであります。 そこで、市長部局においては非公式であるにしても、中央西地区再開発に当たり、中心となるべき公共施設の1候補施設として挙げられているものであることから、このたびの財政投資を踏まえ、今後のあり方については関係部局と十分詰められていくよう求める意見がありました。 次に、博物館費中、資料集刊行事業費に関連して、これは旧開智学校所蔵資料の公開を図るため、民間活力を導入して全21巻を平成6年度末までに刊行しようとする事業でありまして、新年度は第4巻、5巻の発行を計画しているものであります。 まず、理事者から、本事業については現在の進捗状況は、当初の発刊計画より大幅におくれることが予想されるので、今後は市の立場において継続していくこととし、編集経費負担の増額、さらに嘱託職員及び編集委員の増員等の見直しを行い、毎年2巻くらいの発刊をしていきたいとの方針が示されました。 そこで、委員からは、これが刊行に着手した当時の経過までさかのぼる時、業者選定時における危惧が具体化したことになったが、契約書に匹敵する刊行要領に照らしても、本市は出版にかかわるリスクは一切負わないことで始められた事業であり、この際、契約内容を見直して業者にも不退転の決意で臨まれることを求めるべきであるとの強い指摘がなされました。これに対して理事者は、契約の本文と企画書の中で細かくうたってあるので、本文の条項について変更の必要のあるものについては、そのことを記載し、十分対応していきたいとのことでありましたので、委員会としては、この問題について、理事者から一定の対応をされた後に報告を求めることにいたしました。 次に、同じく博物館費に関連して、民俗資料館と博物館条例とのかかわり、さらに民俗資料館における財産の所有権帰属については、現時点では民俗資料館自体、博物館条例の及ばないところにあり、松本市の所有権はないことをとらえ、運用の面で問題がなしとしない。この際きちんと整理しておかなければ、さらにあやふやなまま経過してしまうことにもなりかねないとして、疑心を生まないよう手だてをされたいことを要望し、本件についても事務的処理を急がれ、今後の方針を報告されるよう求めました。 次に、旧司祭館復元事業費に関連して、開智公園の整備に関する担当は他部局とのことでありますが、委員からは、テニスコートの存続、重文前の道路の東側への延長等を含め、当公園の果たすべき役割は何かを明確化させる中での、旧司祭館の移転、設置場所の検討が全体計画とともになされるべきであるとして、全庁的な観点からの取り組みを要望する意見がありました。 次に、スケートセンター管理棟改築事業費に関連して数点にわたる指摘、要望がされました。1点として、ワールドカップ大会開催に関しては、冬季オリンピック招致のための支援大会という側面からは、地元自治体が過分な負担を負わせられることのないよう対応すること。2点として、本市が管理棟改築などに積極的に取り組み、オリンピックの啓発、啓蒙をバックアップしている姿勢を訴え、空港拡充によって再整備を迫られているサッカー場、馬場、プール等の建設に当たっては、県的視野に立っての充実した施設が実現できるよう対応していくべきであること。3点として来シーズンのスケートセンターは限られた使用期間内にワールドカップ、浅間選抜、国体県予選、中信スケート大会と現状においても4つの大会が予定をされており、大会優先となって市民の利用が置きざりにされてしまうのではないかと懸念せざるを得ない。そこで、使用期間の延長も考慮されるとともに、ワールドカップを競技選手も目標として来ることを予想するならば、選抜大会の1年中止も一考すべきではないかとの意見がありました。 次に、松本市野球場建設事業費中、水道管移設補償工事費に関連して、まず、先の12月定例会において要望してきた、この移設工事にかかわる県からの応分の負担について、その交渉結果の説明を求めたところ、これまで教育委員会、さらには総務部の責任者も出向いて交渉を重ねてきた。しかしながら、県は理解を示しつつも具体的に予算を出すことには困難性があるとのことで、別れてきているとのことでありました。 そこで、委員からは、本問題については前回も指摘してきたように、お互いの施設交換の時点から本市は不利な条件もやむを得ないものとして対応してきていることであり、今後県とのかかわりの中では大規模イベント、あるいは空港の問題と大きな課題を両者相携えて促進していかなければならないことを考えるならば、県からは大所高所からの判断で形にあらわれる誠意を引き出すべきであり、理事者の努力も十分とは言いがたいとの指摘を行ったところであります。そして理事者のみの対応で及ばないとしたならば、政治的な解決の検討もしていくべきとしてもう一度特段の取り組みを要望いたしたところであります。 以上の指摘、要望、意見のほかに、教育委員の事務費等の見直し、美ケ原少年の家の管理、図書館職員の充実及び待遇改善、これに伴う市民負担の軽減、藤沢市、高山市との生徒交歓会開催についての検討、小中学校営繕費の早期配分、松本子供まつり及び芸術文化祭のあり方について、体育競技用の各種先端機械、機材を市費購入されての貸し出し、及び体育指導員の充実と指導について善処されたい等の各般にわたる指摘、要望がありましたことを申し添え、付託されました各款項目について、同和関連の一部補助金あるいは委託料に関しては同意しがたいものがあるとの反対意見はありましたが、了承すべきものと決しました。 次に、議案第45号 平成2年度松本市松本城特別会計予算について申し上げます。 まず、展示品管理費中、古式銃清掃整備など委託料に関連して、最近になって近くは豊科町あるいは諏訪市等で芸術コレクションの寄贈に関する問題が発生しているが、本市においてはそのような心配はないことを確認する指摘がされました。そして鉄砲蔵図録の作成については観光客用のパンフレット的なもののみにとどまらず、資料的な価値のあるものの作成についての検討、また火縄銃演武に関連して寄贈された鉄砲を活用しての松本城鉄砲隊的なものができないかどうか、検討されたいとの要望がありました。 次に、濠浄化対策事業費に関連しては、これまで理事者においては試行錯誤しつつも努力を重ねてきたことは一定の評価をするが、根本的な解決策としては何としても水源の確保、そして適度な水の流れしかないものと判断せざるを得ない段階に来ているとして、地下水の活用、あるいは水路を変更しての導入、このいずれかに勇断を持って対応をしていかれるよう要望いたしました。 次に、各種行事運営費に関連して、薪能については毎年ファンも増加してきており、今後とも継続されていくとするならば、雨が降れば中止ということではなく、ぜひとも移動式の屋根についてその具体化を要望する意見、また氷彫フェスティバルに関しては、実行委員会との協議の中で製作者の協力も配慮しつつ、開催日の検討と内容の一層の充実を図られるべく、これまた検討を要望し、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第46号 平成2年度松本市国民健康保険特別会計予算及び議案第47号 平成2年度松本市老人保健特別会計予算並びに議案第51号 平成2年度松本市霊園特別会計予算の以上3件については、それぞれ異議なく了承すべきものと決しました。 最後に、継続審査となっておりました請願第7号 食品安全条例(仮称)の制定については、今回理事者からは条例制定まではいかないとしても、願意を十分に踏まえながら食品安全にかかわる行政としての現行条例整備など一定の方針が示されましたので、これらも踏まえ採決を行った結果、賛成少数により不採択と決定をいたしました。 以上をもって教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(大槻政彦君) 次に、空港対策特別委員長 百瀬常雄君。 ◆空港対策特別委員長(百瀬常雄君) 〔登壇〕 空港対策特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る15日に開催し、付託されました議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)中、歳出2款1項6目空港整備対策費及び議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算中、歳出2款1項6目空港整備対策費の2件につきまして審査を行いました結果、いずれも松本空港整備の促進にかかる必要経費を計上したものでありましたので、当面の日程である用地測量の実施、さらに早期用地取得に向けて一層の取り組みを要望し、原案どおり了承すべきものと決定いたしました。 よろしくご賛同くださいますようお願いし、報告といたします。 ○議長(大槻政彦君) 次に、流通業務団地特別委員長 赤羽駿郎君。 ◆流通業務団地特別委員長(赤羽駿郎君) 〔登壇〕 流通業務団地特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る15日開催し、付託されました条例、予算等5件について慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について報告を申し上げます。 まず、議案第13号 松本市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、昨年2月に本条例を制定したわけでありますが、卸売業者の数については、当時構造改善が完了していなかったために、青果、水産物、食肉部それぞれ3人以内となっておりましたものを、その後最小複数の2人で確定いたしましたので、2人以内に改正していくものであります。これまでの理事者の労を多として、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第33号 平成元年度松本市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)及び議案第36号 平成元年度松本市流通業務団地建設事業特別会計補正予算(第2号)並びに議案第53号 平成2年度松本市流通業務団地建設事業特別会計予算の以上3件については、それぞれ異議なく了承すべきものと決しました。 最後に、議案第50号 平成2年度松本市公設地方卸売市場特別会計予算については、歳入の使用料に消費税分が見込まれていることに関連して反対意見はありましたが、了承すべきものと決しました。 以上をもって流通業務団地特別委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 次に、市街地区画整理事業特別委員長 太田二三君。 ◆市街地区画整理事業特別委員長(太田二三君) 〔登壇〕 市街地区画整理事業特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る15日に開催し、付託されました議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)中、第1条歳出8款4項6目区画整理管理費及び7目土地区画整理費並びに議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算中、第1条歳出8款4項6目及び7目の以上2件について、関係理事者の出席を求め、慎重に審査を行いました結果、いずれも異議なく了承すべきものと決定いたしました。 なお、この際、当事業の現況について理事者から説明がなされておりますので、申し上げます。 まず、仮換地の状況については、これまでに筆数にして40筆、面積では9,487.07kmの仮換地の諮問をし、答申を得ていること。また、再開発住宅の入居状況については、その対象を多く見込んだ分銅町付近において権利関係が整わぬため、全体戸数18戸に対し12戸が入居し、現在6戸が空きとなっているとのことであります。さらに建物移転については、平成元年度は7棟を完全移転し、平成2年度については18棟を予定しているとのことでありまして、今後もこれらを含め事業推進に努力していきたいとの説明がありましたので、申し添えておきます。 以上をもって当委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 議事の都合により暫時休憩いたします。                             午後3時33分休憩                             ----------                             午後3時51分再開 ○議長(大槻政彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総務委員長 松田 弘君の報告を求めます。
    ◆総務委員長(松田弘君) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る12日、13日の両日開催し、付託されました条例、予算等11件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 最初に、条例及び契約議案について申し上げます。 まず、議案第1号 松本市出張所の設置に関する条例の一部を改正する条例についてであります。これは、岡田出張所の移転改築及び今井出張所を今井農村環境改善センター内へ移転するもの、並びに新たに区域確定した大字松原を寿出張所の所管区域に加えるものでありますので、異議なく了承すべきものと決しました。 次に、議案第17号 松本市消防本部及び消防署設置条例の一部を改正する条例、これにつきましては、大字松原を芳川消防署の管轄区域に加えるものでありますので、異議なく了承すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号 松本市火災予防条例の一部を改正する条例であります。 これは、消防法の一部を改正する法律、危険物の規則に関する政令等の一部を改正する政令及び危険物の規則に関する規則の一部を改正する省令が公布され、危険物の範囲及び指定数量が見直されたこと、危険物の貯蔵及び取り扱いの技術上の基準に関する事項等が改正されたこと、新たに指定可燃物について定められたことなどの理由により、所要の改正を行おうとするものであります。 一般家庭の灯油に例をとると、従来 500立方メートル未満であった貯蔵可能量が 1,000立方メートル引き上げられ、 200立方メートル以上貯蔵する場合は、油の流出を防ぐため、タンク容量の 110%以上の容量を持つ防油堤をつくることとし、防油堤の構造は厚さ10cm以上の鉄筋コンクリート製、または 3.2mm以上の鉄板製と決められています。特に 500立方メートル以上貯蔵する場合は、届け出義務があり、これに違反した場合は罰則規定により10万円以下の罰金を課することになっております。施行は平成2年5月23日からとなっておりますが、個人の既存住宅については平成5年11月22日まで、3年6カ月の経過措置を設けているものであります。 なお、綿類、ぼろ類及び紙くず、わら類等の貯蔵についても量制限を加えておりますが、一般家庭ではほとんど問題なく、わら類を多く取り扱う農家あるいは畜産農家では注意を要するものと思われます。 本件につきましては広報、防火部、消防団等を通じての周知はもちろんのこと、油を取り扱い配給する業者を通じての指導が効果的と思われるので、適切な業者指導を行うこと。また、防油堤の設置は猶予期間があるとはいえ、促進を図ることが望ましく、無利子の融資など助成措置を研究すること。新築中の家、計画中の家などに対しては今からきちんと指導を図ること。以上の点を要望し、原案どおり了承すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 平成元年4月分から同年7月分までの遺族扶助料に係る加算の年額の特例に関する条例であります。これは、昨年9月定例会で恩給法の改正に伴う関係条例の一部改正を行っておりますが、この中で平成元年8月分から実施していた遺族扶助料の寡婦加算の年額の引き上げ措置を、さらに平成元年4月にさかのぼり対象にしようとするもので、国の法律施行に伴う条例措置でありますので、異議なく了承すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号 松本市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例であります。 これは、昨年の人事院勧告により、単身赴任手当の新設が勧告されながら、細部が示されなかったため条例化を見送ったものを、今回人事院規則の改正により詳細が明らかにされたところから、条例を改正し、新たに規定するものでありますので、これを異議なく了承すべきものと決定いたしました。 なお、現在該当職員はいないが、将来東京事務所の開設等があった場合に備えての措置とのことであります。 次に、議案第27号 松本市職員の旅費等に関する条例の一部を改正する条例、これは赴任にかかわる移転料の引き上げと、また、支給についても、従来の新規採用で、松本市に来て勤務するものに加えて、遠距離地に転任する場合も対象にしようとするもので、これも将来に備えての措置でありますので、異議なく了承すべきものと決定いたしました。 次に、議案第61号 工事請負契約の締結について(松本市浅間温泉国際スケートセンター管理棟改築主体工事)についてであります。 これは、老朽化し、消防法の規定もあって宿泊できない上、今年12月に開催予定のスピードスケート・ワールドカップ松本大会受け入れのため、浅間温泉国際スケートセンターの管理棟を改築するもので、株式会社松本岡谷組と1億 9,982万円で工事請負契約を締結しようとするものでありますので、了承すべきものと決定いたしました。なお、ワールドカップの受け入れに当たっては、観覧者を考慮した整備も検討するよう求めておきました。 次に、予算について申し上げます。 初めに、議案第28号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第6号)でありますが、当委員会に付託されました第1条歳入全部及び歳出の1款議会費、2款総務費(1項2目中、生活環境部関係、6目及び14目を除く)3款1項6目同和対策費、9款消防費、12款公債費、14款予備費並びに第4条地方債の補正につきましては、原案のとおり了承すべきものと決定いたしました。 以下、審査を通じ意見、要望のあった点を申し上げますと、まず歳入では、国、県補助金に関連して交渉のおくれや、財源措置上、起債に切りかわっての減額は一面やむを得ないにしても、当初見積もりに甘さがあったのではないかと思われる更正減があるのは遺憾と、建設委員会同様の指摘があり、見通しを持っての予算化に心がけ、計上した以上は目的を果たす姿勢がないと他の分野にも影響するとして、注意を促す強い意見がありました。 また、貸付金元利収入では、中小企業金融対策預託金更正減の1億 1,150万円について、これは貸付額の減少に伴い減額となったものでありますが、好景気により資金繰りが楽になったこと、特に低金利のため銀行から気軽に借り入れられるようになったのが大きな原因との見解に対し、単純に好景気が原因とは考えにくく、せっかくの制度資金が活用されないのは好ましくないとして、手続をさらに簡素化したりPRも行うなど、市民利用の促進が図られるよう積極的な取り組みを要望いたしました。 次に、歳出でありますが、まず2款1項1目一般管理費中の用地購入費 3,245万円は、東庁舎北側駐車場の拡張用地を取得するための経費であります。 これに関連し、現在の出入口は北側に向かって鋭角な上、管理小屋があって見通しが悪く危険なため、最優先で改善するよう求めるとともに、駐車場不足の原因の一つに職員や市民の不法駐車が考えられるが、対応いかんとただしたところ、新年度から係員を1名増員し、管理指導を強化していきたいとの説明がありました。したがって、事故防止も含めて万全の体制を要望したところであります。 次に、国際交流事業費中の国際花と緑の博覧会ネパール王国出展賛助金 500万円についてであります。これは、大阪で開催される万国博覧会に、ネパールからも伝統的な庭園を出展するため応援しようとするものでありますが、松本市民がネパールの文化に直接触れる機会はそう多く望めないところから、博覧会終了後、記念となる何物かを本市に譲り受け、カトマンズ市との交流のシンボルにできないかとただしたところ、大使館等を通じて既に話を持ちかけており、建造物は無理かもしれないが、展示品を中心に考えたいとの意向が示されました。 なお、この中で政情不安が伝えられているところから、本市としての対応などについても言及されておりますが、いましばらくは情勢を静観し、また現在ネパールを訪問中の市民団体があるので、帰国後、状況を聞くなど検討したいとする理事者の現段階における方針を了承いたしております。 次に、選挙費に関連しては、選挙執行のたびに庁用器具、備品等を購入しているが、この保管管理に万全を期しているかと現況をただし、むだのない適切な事務処理を求めておきました。 主な意見、要望は以上でありますが、消費税の転嫁された歳入は認めがたいとして、一部反対意見があったことを申し添えておきます。 次に、議案第44号 平成2年度松本市一般会計予算でありますが、付託されました第1条歳入全部、歳出1款議会費、2款総務費(1項2目中、生活環境部関係、6目及び14目中の19節、23節を除く)、3款1項6目同和対策費、9款消防費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、第3条地方債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用につきましては、原案のとおり了承すべきものと決定いたしました。 以下、審査における意見、要望を申し上げますが、歳入におきましては、市民税の収納率及び自動車重量税譲与金、地方道路譲与税、利子割交付金並びに地方交付税等、数値の捕捉について、昭和63年度決算、平成元年度補正の実績、さらに経済見通しなどから細かな論議が交わされ、本市は歳入全体を必要以上に安全圏で低くとらえすぎてはいないか、財政を弾力的に考えることにより、市民要望を先取りする姿勢が大切ではないかとする意見のあったことを申し上げておきます。 次に、消費税の関連でありますが、平成2年度使用料及び手数料で徴収する消費税は 2,760万円を見込み、国から来る消費譲与税は10億 1,000万円を計上してあります。一方、委託料や工事請負費等、歳出における当初見込みは約5億 7,000万円との説明でありました。これに対し委員から、消費税を転嫁した使用料及び手数料は認められないとして反対するとともに、転嫁を打ち切る自治体が出てきている中で、本市も英断を持つべきだとの意見がありました。 このほか歳入では、保育所私的契約児使用料、小型合併浄化槽設置整備事業補助金、さらに入湯税における人員のとらえ方等について説明を受けておりますが、特段申し上げる点はありません。 次に、歳出でありますが、初めに嘱託職員と臨時職員に対する採用上の区分、また、開発公社及び教育文化振興財団などに対する職員の出向と、職員定数のかかわり等について、数字の根拠や仕事の内容等確認しつつ論議が展開され、開発公社における職員体制を含めた出向職員と職員定数のあり方の整理、さらに民間の退職者にも嘱託職員の道を開放すべきではないか等の要望、意見が出されました。 次に、2款総務費では、1項1目一般管理費中の平和推進事業について、市民を交えて推進を図る用意があるかとただしたのに対し、行政レベルだけでは事業の継続が困難であるため、平和事業の推進委員会等をつくり、市民が一緒になって平和について考えられる事業を行いたいとの考えが明らかにされました。 次に、5目の企画費中、松本広域行政事務組合負担金 1,641万円についてであります。これは昨年に比較して 1,059万円と大幅な増額になっておりますが、事務局体制を充実することにより人件費が大半とのことであります。ちなみに、新年度以降における事務局体制は、専任職員5名を配し、松本、塩尻、東筑、南安の各郡市から1名ずつ派遣する職員4名と、組合雇用の正規職員の1名を予定しているとのことで、事務局の充実は長年の懸案でもあり、また昨年ふるさと市町村圏の指定を受けたことにより、創設した基金利子を運用して今後の広域的なソフト事業を推進していくのに対応するための措置とのことでありました。 次に、職員研修費に関連して、最近職員の中で交通事故の発生が見られるが、交通安全対策に対してどのように対応するかただしたところ、文書をもって注意を喚起したり、市長が直接呼びかけるなど手だてを尽くしているが、今後においても民間企業における取り組みなどを参考にしながら、交通安全の輪を広げたいとの考え方が示され、必要経費の予算化を含めて積極的に対応するよう要望いたしました。 このほか総務費では、宿泊を伴う出張の場合、支給される旅費だけでは赤字になるケースが見られ、実態に即していないとして旅費規程の見直しを求める意見、また、職員研修について将来の松本市を担うにふさわしい職員を育成するためにはどうあるべきか、研修制度のあり方を再検討されたいとする意見、さらに電子計算機の機能確保のため、無停電電力装置の設置について、引き続き研究されたいとする意見などがありました。 次に、9款消防費についてでありますが、非常備消防費中の消防団運営費交付金 210万円並びに消防分団運営費交付金 597万円について、消防団の中には運営費が不足するため、町会特別金という形で徴収をし、カバーしているところがあるが、交付金を増額できないかとの質問があり、実態を調べた上で措置するよう要望する意見がありました。 また、(仮称)西南消防出張所建設事業費に関連し、本事業は松本空港整備関連事業として位置づけされているが、本来空港整備に関係なく、西南部の目ざましい発展に伴い計画されたものである、これを空港と関連づけるなら県の負担を求めるべきではなかったかとの意見が出され、対応の甘さが指摘されました。 以上、新年度一般会計に対する経過を申し上げましたが、消費税の転嫁に伴う歳入、また歳出におきましても、同和対策費の団体補助金につきまして、一部反対意見のあったことを申し添えておきます。 次に、報告第1号 平成元年度松本市一般会計補正予算(第5号)でありますが、去る2月18日執行の衆議院選挙にかかわる経費 2,548万円を全額県委託金により補正したものでありますので、承認すべきものと決定いたしました。 次に、 報告第2号 卸売市場売場確定調停事件における調停の成立についてであります。 これは昨年10月23日開設した公設地方卸売市場の売場面積の配分に当たり、9月16日、株式会社丸水長野県水から調停が申し立てられたもので、4回にわたる調停の結果、平成2年1月11日に調停が成立し、同日付で専決処分されたものでありますので、これを承認すべきものと決定いたしました。 以上をもって総務委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。 意見はありませんか。 13番、田口哲男君。 ◆13番(田口哲男君) 〔登壇〕 日本社会党を代表して意見を申し上げます。 消費税に関する条例、さらに平成元年度補正予算並びに平成2年度一般会計、特別会計、水道事業会計について、いずれも消費税に関係しており、反対を表明いたします。 また、その理由につきましては、私ども議会の都度、質問あるいは意見を申し上げておりますので、ここでは省略をさせていただきます。 なお、他に関しては、その積極的な姿勢について高く評価をいたします。 以上でございます。 ○議長(大槻政彦君) ほかに意見はありませんか。 3番、池田国昭君。 ◆3番(池田国昭君) 〔登壇〕 日本共産党を代表して、議案第10号、28号、32号、43号、44号、45号、49号、50号、54号、55号、57号、58号、59号、60号、以上について反対の意見を述べます。 反対の第1の理由は、消費税に関連してであります。 松本市の公共料金への転嫁は断じて許せません。総選挙の結果、自民党が過半数を上回ったにしても、公約違反の点、低所得者ほどその負担の割合が重くなる逆進性の問題は何ら変わっていません。消費税が認められたわけではありません。選挙後、NHKが番組の中で行った世論調査でも、今回の選挙で自民党が過半数を大きく上回ったことで消費税が認められたと思うかという質問に対し、実に74%は認められたと思わないという回答をしたことにも明白です。自民党は見直しを主張していますが、単独でその法案を成立させる力がない以上、消費税は廃止が筋です。見直し案を出したこと自体、自民党はみずから国民の合意が得られていないことを認めたにほかなりません。この矛盾を解決する道は消費税を廃止して問題を白紙にして、消費税抜きの予算を組み直すことこそ当然の道理です。 次に、一般会計に関連して、来年度の入学式に関連する日の丸・君が代の問題です。 来年度の入学式に日の丸を掲揚し、君が代を歌うことを市の教育委員会は実施の方向を打ち出しています。既に市民の間からも押しつけ強要を伴って実施が強行されることに対して多くの反対の声、運動が起こっています。教育委員会としては、いまだに実施を決定してないとして、学校からの報告は受けていないということですから、押しつけ強要はしないとの市民に対する今議会での答弁、約束に沿って実態をその責任において調査し、押しつけ強要がある場合には、その約束に沿って責任ある態度をとることを強く求めるものです。憲法で保障されている表現の自由、思想、信条の自由を侵す日の丸・君が代の強行実施については、その予算の執行は認められるものではありません。 最後に、同和行政に関連してです。 今回は、従来の一般会計に加えて、住宅新築資金等貸付事業特別会計についても反対をするものです。一般会計中、この間、我が党が一貫して主張してきた団体補助金問題、同和調査員等については相も変わらずの状態です。改めて直ちに見直すことを要求するものです。 次に、住宅新築資金等貸付事業特別会計についてです。 この会計の運営に当たって、新たな問題が浮かび上がってきました。先ほどの委員長報告にもありましたが、この資金を使って取得した土地が最近競売によって売り払われた問題です。この資金を貸し出す際には、土地にせよ、建物にせよ、松本市が第1位で抵当権を設定することが、契約書で明記されているとおり義務づけられています。なぜ今回この土地が松本市が知らぬ間に売り払われてしまったのか、それは当時この事業を松本市からの委託を受け、運営をしていた運営理事会の会長が、みずから第1位の抵当権を設定し、その会長が競売にかけて売ってしまったためです。 これは非常に重大な問題です。松本市を第1位の抵当権に設定しなければならないものを、運営の責任者である会長みずからが、自分を真っ先に第1位に設定したこと、またそれを今日まで放置したこと、また松本市もそのことを知りながらたださなかったこと。また、この会長が連帯保証人となっているのに、その責任を果たしたのかどうかという問題、さらにみずから現在でも 1,000万円の補助金をもらいながら、市が滞納整理の協力をしてもらっていると称する運営理事会の会長であり、また同和調査員としての立場にありながら競売にかけて、この同和関係者から土地を取り上げてしまったことなど二重、三重の意味で許せない問題です。差別解消のために行ってきた同和対策事業の精神にも反するものです。 松本市が過去において運営を委託していた団体の長の行ったことであり、また現在、市の職員でもあるこの会長の行為に対して、こうした乱脈な運営を認めていた、また許した市長の責任は知らなかったでは済まされない、その責任は絶対に免れません。借受人のみの契約違反とする態度はもってのほかです。これは決して過去の、しかもこれだけのことに限りません。今後もこうした理不尽な事例が平然と行われるとも限りません。この点での市長並びに理事者の深い反省と、責任ある明確な態度を強く求めて、反対の意見とします。 以上です。 ○議長(大槻政彦君) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第10号、第28号、第32号、第43号、第44号、第45号、第49号、第50号、第51号、第54号、第57号、第58号、第59号、第60号、以上14件について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大槻政彦君) 起立多数であります。 よって、議案第10号、第28号、第32号、第43号、第44号、第45号、第49号、第50号、第51号、第54号、第57号、第58号、第59号、第60号、以上14件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第55号 平成2年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大槻政彦君) 起立多数であります。 よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第7号 食品安全条例(仮称)の制定について、起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 よって、原案について採決いたします。 本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大槻政彦君) 起立少数であります。 よって、請願第7号は不採択と決しました。 続いてお諮りいたします。 議案第1号から第9号まで、第11号から第27号まで、第29号から第31号まで、第33号から第42号まで、第46号から第48号まで、第52号、第53号、第56号、第61号から第73号まで及び報告第1号、第2号、以上60件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。         ------------------------ △日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(大槻政彦君) 日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 皆さんのお手元に配付申し上げてあります内容のとおり、人権擁護委員候補者として山本忠博君を推薦することについて、議会の意見を求める件であります。 お諮りいたします。本件につきまして市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ご異議なしと認めます。 よって、山本忠博君を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。         ------------------------ △日程第4 議第1号 ○議長(大槻政彦君) 日程第4、議第1号 米の輸入自由化反対並びに食糧管理制度堅持に関する意見書を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 12番、藤森 晋君。 ◆12番(藤森晋君) 〔登壇〕 議第1号 米の輸入自由化反対並びに食糧管理制度堅持に関する意見書につきましては、経済委員会総意により提出するものであります。 趣旨の説明は、案文を朗読することによりかえさせていただきます。        米の輸入自由化反対並びに食糧管理制度堅持に関する意見書 米は我が国の文化の基盤であるとともに、国民生活にとって最も基礎的な食糧であります。この食糧の確保と国民経済の安定を図るため、生産農家は米の生産調整や2年連続の米価引き下げにもかかわらず生産基盤を整備し、農地の流動化を進めるなど構造政策を積極的に推進し、生産コストの低減や良質米の生産性の向上に日夜努力を傾注しているところであります。 しかしながら、アメリカによる米市場開放要求やウルグアイ・ラウンドのガット公認の非自由化条項撤廃の検討、さらに国内においても食糧管理制度の廃止が取りざたされていることなど極めて遺憾であると言わざるを得ません。国におかれましては、このような現状にかんがみ、米の自給及び価格の安定を図るための食糧管理制度を堅持するとともに、先の国会における米の輸入自由化に反対する決議を遵守され、米市場開放には反対の立場を貫かれますよう強く要望いたします。 よって、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大槻政彦君) お諮りいたします。ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第1号につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大槻政彦君) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。 以上をもって今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、来る3月31日をもって勇退される武井総務部長、丸山生活環境部長、矢口農政部長、山田水道局長、三沢流通団地開設本部長からあいさつをしたい旨の申し出がありますので、お聞き取り願います。 最初に、総務部長 武井福夫君。 ◎総務部長(武井福夫君) 〔登壇〕 貴重な時間に発言のお許しをいただきましたので、この3月31日をもって退職させていただくに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 顧みれば昭和27年、伝統ある松本市役所に勤務をさせていただいて以来37年有余が過ぎようとしております。この間、歴代の議長さんを初め議員の皆さん、歴代の市長さんを初め理事者、職員の皆様には本当にお世話さまになりまして深く感謝を申し上げます。 特に私は、昭和46年から5年余り議会事務局にも籍を置かせていただきました。さらに今日まで数多くの職場で尊い経験をさせていただきたましたが、勉強不足から関係の皆さんにご迷惑をおかけしたことを深く反省をしているところでございます。しかし、すばらしい上司、そして仲間に恵まれましたことと、また私自身の健康にも恵まれまして、力いっぱい職務に精励できましたことは、私にとりまして最高の幸せであったと深く感謝しているところであります。松本市も21世紀に向けて大きく発展する非常に大切な時期となっております。大槻議長さんを初め議員の皆様、和合市長さんを初め理事者、職員の皆様、深沢教育委員長さんを初め各行政機関の皆様の今後のますますのご活躍とご健勝をご祈念申し上げるとともに、この機会に各報道機関の皆様方にも深く感謝を申し上げる次第であります。 これからは一市民として今までの経験の上に立って、市政発展に微力ではありますが、努めてまいる覚悟でございますので、今後もよろしくご指導のほどをお願い申し上げます。 終わりに、松本市政並びに松本市議会の限りない発展を祈念いたしまして、退任のごあいさつとさせていただきます。 本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(大槻政彦君) 次に、生活環境部長 丸山 功君。 ◎生活環境部長(丸山功君) 〔登壇〕 私も3月31日をもちまして退職させていただくことになりました。貴重な時間をいただき一言御礼のあいさつを申し上げたいと思います。 私は昭和24年、当時の文教課に奉職以来41年間参ったわけでございますが、その間、数多くの職場を経験をする中で、常に市民のサービスの重点を目標にして、各職場で思い出を残す仕事をさせていただきました。この間、常に上司、同僚職員に恵まれまして、特に議員の皆さん方におきましては、指導、助言をいただいたことにつきまして厚く御礼を申し上げます。 これからは市民の1人として市政発展に微力を尽くす所存でございますので、今後とも皆さん方の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。 終わりに、和合市長さんを初め理事者の皆さん、また大槻議長さんを初め議会の皆さん方等々の一層のご健勝でご活躍されることを心からお祈り申し上げまして、退職のあいさつにさせていただきます。 本当に長いこと、どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(大槻政彦君) 次に、農政部長 矢口 徹君。 ◎農政部長(矢口徹君) 〔登壇〕 蚕を育つるは我が子を育つるがごとくせよ、寒さや暑さに相照らし、聖徳太子の養蚕訓を心に秘めながら、昭和31年のまだ肌寒い4月の10日、桜のつぼみがほころびかけておるような季節でございました。現市長さんのお心によりまして、養蚕、蚕糸の専門職といたしまして奉職させていただき、以来今日まで34年間、またそのうち名誉ある議会の議場出席者といたしまして5年間、大変お世話になり、またきょうのようなこの機会を与えていただきましたことに対しまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。 過ぎし足跡を振り返り、数えれば限りなく思いは募ります。全国身体障害者スポーツ大会の開催、これを結節の中心といたしまして、清水中学校の木造の建築、県営松本空港ジェット化の対応、また内外ともに厳しい農業行政の中、森林組合合併等にかかわりをもたせていただき、議員さん初め多くの関係者の温かい心に支えられ、かつ陰に陽にお力添えをいただき、きょうを迎えることができました。また、暑い太陽の日差しのもと17市議会野球大会にも2回の欠席を除き、市応援団長として応援参加をさせていただきましたことも、思い出の節の一つとして脳裏を横切ります。 今、振り返り、男の一生の仕事としてこれでよかったかなと、反省はしきりでありますけれども、市長さん初め、多くの皆さんの温かいご指導、ご援助によりまして、ある程度の目的を達することができました。自分は幸せであったと感謝をしております。まさに市役所人生 三・三・七拍子の連続でありました。出会いと別れは世の習いであります。この3月31日をもって市を去ることに当たりまして、改めてお別れを申し上げる次第であります。 終わりに臨み、厚き心をいただき、そして励まし、ご指導を賜りました大槻議長さんを初め、議員の皆様方、親身も及ばぬご指導、ご薫陶と真心をいただいた市長さん初め助役さん、収入役さん、さらには報道関係の皆様方に心から感謝の誠を捧げ、松本市万歳、松本市議会万歳を申し上げ、お礼とお別れの言葉といたします。 本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(大槻政彦君) 次に、水道局長 山田 明君。 ◎水道局長(山田明君) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げます。 私もこの3月末日をもちまして退職をさせていただくことになりました。顧みますれば、本市が近村と合併をいたしました昭和29年に本市に奉職をいたしまして以来、公民館、国民年金、都市計画、建設管理、監査、農業委員会、学校教育、流通団地、そして現在の水道事業など行政の一端を担わさせていただき、それぞれの職場におきまして思い出に残る仕事をさせていただきました。この間、35年余りにわたりまして、大過なく勤めさせていただくことができましたのは、常にすばらしい上司に恵まれたことはもちろんでございますが、加えて議員の皆様方の格別なるご指導、ご助言によること大変多かったと思います。改めてこの席から厚くお礼を申し上げる次第でございます。 人生の節目は避けて通れませんが、行政は永遠不滅でございます。本市は活力と魅力にあふれる住みよい都市を目指しまして、幾多の大型事業を完成させ、飛躍的な発展を遂げてまいりました。また、実施中の諸事業につきましてもそれぞれ大きく進展をしておりまして、21世紀に向けまして限りない発展が期待されておりますことは、まことにご同慶にたえない次第でございます。 私も今後一市民といたしまして、地域社会のために微力を尽くす覚悟でございます。どうかなお一層のご指導を賜りますよう、お願いを申し上げる次第でございます。 終わりになりましたが、議長さんを初め議員の皆さん方、市長さんを初め理事者並びに職員の皆様方のますますご健勝でご活躍いただきますことと、松本市政並びに松本市議会の限りない発展をご祈念申し上げまして、大変長い間お世話になりましたお礼のごあいさつとさせていただきます。 本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(大槻政彦君) 次に、流通団地開設本部長 三沢文人君。 ◎流通団地開設本部長(三沢文人君) 〔登壇〕 私もこの3月末をもちまして退職させていただくことになりました。貴重なお時間の中恐縮でありますが、一言御礼のごあいさつを申し上げます。 顧みますと、昭和26年に松本市土木課に奉職以来39年間勤めさせていただきましたが、そのうちの30年間というものは市税賦課の仕事に携わり、特にその大半が資産税事務という市の事務職員といたしましては、ちょっと異例とも思われるような勤務状態でございました。しかしその晩年になりましての4年間というものは、それを取り戻すかのごとく、本郷支所、あずさセンター各1年で、現在公設地方卸売市場勤務となりまして2年になっております。税以外には何も経験なかった私が、実のところ大切なこれからの仕事を果たして仕上げていけるだろうかと、そんな気持ちの中での4年間の勤務でありました。それだけに今後の私の人生の中にあって、貴重な経験としての印象が深く残されることと思っております。 39年の長きにわたりまして大過なく過ごさせていただきましたのも、すばらしい上司とまた同僚、さらには優秀な職員に恵まれたことはもちろんでございますが、特に議員の皆様方には大変お世話になりました。ここに厚く御礼を申し上げます。 これからは一市民といたしまして、市政発展のために微力ではありますが頑張りたいと思っております。より一層のご指導をお願い申し上げます。 終わりに、松本市政並びに松本市議会の限りなき発展と、議員の皆様方がますますご健勝でご活躍なされますようご祈念申し上げまして、退職のごあいさつにさせていただきます。 どうも長い間ありがとうございました。(拍手) ○議長(大槻政彦君) この際、市長からあいさつをしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 和合市長。 ◎市長(和合正治君) 〔登壇〕 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 去る2月28日から開かれました今期定例会も、本日をもって閉会となりますが、この間、議員の皆様方にはご熱心にご審議をいただき、それぞれ原案どおり決定をいただきまして、心から厚く御礼を申し上げます。これら決定をいただきました案件につきましては、遺憾のないように執行してまいりたいと存じます。また、本会議並びに委員会におきまして市政各般にわたり貴重なご意見、ご提言をいただきましたので、これらにつきましても鋭意その実行、実現に努めてまいる所存でございます。 さて、開会日の冒頭に申し上げましたが、私の今任期もちょうど半ばを過ぎまして、残る後半に向かうところでございます。今日まで伝統と文化と市民の生涯の生きがいを目指すまちづくり、市民だれもが安んじて生まれ、育ち、老ゆることができる郷土づくりに全力を挙げて取り組んでまいったところでございますが、任期の後半に向かうに当たりましても初心を忘れることなく、きのうよりはきょう、きょうよりはあすを見つめ、21世紀を展望した郷土づくりに力を尽くしてまいる覚悟でございますので、議会並びに市民の皆様方のなお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第でございます。 終わりになりましたが、議員の皆様方におかれましては、特にご健康にご留意をされまして、市政発展、地域発展のため一層のご活力をされるよう心からご祈念申し上げまして、ごあいさつといたします。 大変長い間ありがとうございました。 ○議長(大槻政彦君) これをもって本日の会議を閉じ、 2月定例会を閉会いたします。 長い間ご苦労さまでございました。 午後4時49分閉議 午後4時49分閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成2年3月20日                    松本市議会議長  大槻政彦                    松本市議会副議長 船津由嗣                    松本市議会議員  亀井 正                       同     窪田 稔                       同     塩原喜人...